こんにちは、ピスチコ(pis_chiko)です。
「JALO第10回カンファレンスin OSAKA」に行って参りました。
1年に1回の学びの旅で、今回は個人的に衝撃を受けたことがあり、その事を中心に書こうと思います。
大阪カンファレンスで改めて考えた、片付けってなんだろう?
今回の私のテーマは「俯瞰」
実は今だから言うと去年の「仙台カンファレンス」では話が難しくて理解できない部分があって、
結構前の席に座って後悔、ほぼ寝落ちの瞬間が数回。
私は緊張するとなぜか睡魔に襲われる、マイクに近い前の方の席はできたら座りたくない(例外あり)。
ステージとの距離感が欲しいので、グランキューブ(今回の会場)では1番後ろの席に座ると決めていた。
ところが今回の海外ゲストの話はすごく面白く、前の席に座っても行けた気がする。
人生どんなにどん底に落ちたって這い上がれるとドロシーさん(プロのオーガナイザー)の基調講演は説得力があった。
ため込み癖がある人、特に不用品を捨てずにため込む人のことを「ホーダー」と呼ぶ。
アメリカで人気のテレビ番組「Hoarders(ホーダーズ)」にドロシーさんは出演していて、基調講演でこの番組が少し上映されたことで、興味を持ちました。
Hoarders
公式サイトを見つけたのでリンクしておきます。
Internet Explorerには対応していないので、chrome、Safari、Firefoxあたりでアクセスして下さい。
番組が一部視聴可能。
ホーダーって何?って方、abcニュースで海外のホーダー事情が、良くわかる動画。
動画にブロックがかかっていてこのまま再生できません、「YouTubeで見る」をクリックでYouTubeへリンクして再生可能です。
TV番組 Hoarders はビジュアル的に刺激がすごくて、ホラーのような怖さとエグさを持ち合わせています。
ショッキングな映像もかなりあるので、本編は少し覚悟して見て下さい。
これを片付ける立場に立って見ると、かなり怖いかも。
ドロシーさんについて

ドロシーさんの存在を知ったことが、今回のカンファレンスに出席して1番の自分へのギフトで、
彼女は偶然廊下ですれ違ったら、話しかけて下さるような方でした。
同時通訳で彼女の話を聞かせて頂きましたが、特にためいき混じりでボブの話をするあたり、通訳なしでも伝わるものが。
ボブは実名だとはいかに?ドロシーさんに多額(約4千万円!)の借金を残したまま刑務所へ入った元ダンナ。
もうジョークに出来るくらい彼女自身が乗り越えていて、清々しい(現在は再婚されてお幸せです)。
過去の離婚の話では「とにかくボブには注意して!」のセリフに爆笑、どんなに暗い話もベースが明るい。
ダメな男の代名詞になったボブに、皆さん気を付けて!
全国どこにでもボブはいます。
そして、結局片付けってなんだ?
ゴミ屋敷のことを「Hoarding house」と表現しますが、
Hoarding は動詞の”to hoard”から来ていて「ため込む」と言う意味があります。
良く車で通る道に、明らかに人が住んでいそうなのに庭までゴミで埋め尽くされたお宅があり、気になります。
多分、近所にそういうお宅があると嫌な思いをする人もいると思うので、
これについてはわかりやすい法律があるといいのでは?と思いました。
見て見ぬふりは簡単に出来ますけどね。
例えば自分の親が全く片付けをしない人で自分もしてこなかった場合、「片付いた状態」がどういうものなのか、わからない人もいると思います。
引っ越しや家を建て直す等の機会があれば、物をどうしても減らさなきゃいけない。
そういう物を減らすチャンスもなく、ずっと同じ場所で変わらない環境で暮らしていると、
捨てる理由がないことで不用品がどうしても溜まっていく気がします。
なんとなく部屋に置かれている不用品を、自分には必要のないものだと気がつくことが片付けの始まりで、
もしそのきっかけを作れるのなら、何かしてみたいと思いました。

大阪で得た物は大きかったと思います。
2009.8.17初公開
第9シーズンが2016.12.29スタート