こんにちは、ピスチコ(pis_chiko)です。
片付けうまくいってますか?
引き出しを整理しようと開けて、予想以上に凄くて見なかったことにしていませんか?
私のちょっと大切な物を入れてる引き出しに「へその緒」が2人分入っていて、それは私が産んだ子のもの。
私のへその緒は母が持っていて実家にあります。
そもそも、この「へその緒」を残しておくという習慣、日本と東南アジアの一部の国にしかありません。
最近友達のおばあちゃんが亡くなり、お部屋の整理を手伝ったのですが、そうなんです、でてきたんです「へその緒」が。
セピア色の母子手帳と一緒に、おばあちゃんの物だと思われるそれを発見して友達とその母の後悔の声、
「あぁ棺に入れてあげるんだったorz」
へその緒って何?
病院によっては、へその緒は医療廃棄物として処理されてしまうこともあり、思い入れは人それぞれだと思うのですが、
一般的には母と子を結ぶ大切な物と考えられています。
正式名称を臍帯、今再生医療の分野で注目されている臍帯血とは、へその緒と胎盤を流れている赤ちゃんの血液のことです。
出産時申し出て善意で寄付した場合は、第三者の白血病などの治療に役立てられます。
民間の「臍帯血バンク」では生まれてくる我が子のために、有償で臍帯血を保存することができます(調べたら10年で25万円程度)。
この臍帯血があれば、将来的に本来なら助からないような病気にかかったとき、役に立つ可能性が高まっています。
へその緒の処分方法
処分というと聞こえが悪いけど、私の友達のケースだともうご本人いないし、お墓に入れるのもなんかあれだし、
普通に燃えるゴミに出したとの事でした、お庭に埋めるか悩んだ末にそうしたそうです。
自分のへその緒は何度見ても持ち帰るには至らず実家放置なのに、自分が産んだ赤ちゃんのへその緒は大切にしまってたまに見てる(笑)。
私のへその緒は母にあげるつもり、なんでもあの世に子供のへその緒を持って行けば、
現世の悪い行いを「子供を産む苦しみ」をすでに受けたということで許されるとか。
なので、母親の棺に納棺するのも一つの処分方法です。
また昔からの言い伝えで、子供が大病をしたときに「へその緒を煎じて飲ますと治る」と、実際に臍帯血などで知っての通り、
やっぱりへその緒って不思議な力があるのかも知れません。
実際に飲む人はあまりいなそうですが、すり鉢などで粉状にして煮出して飲むといいそうです。
- 母親の棺に入れる
- 自分の棺に入れる
- へその緒専門供養を依頼する
- 庭などに埋め土へ還す
- 燃えるゴミに出す
へその緒は誰のもの?
母親ではなく子供のDNAと一致するので、遺伝子的には子供のもの。
身元不明で見つかった場合、へその緒がDNA鑑定に使われます。
思い入れは絶対母が強い気がする、オムツと一緒にうっかり捨てた人もなくした人もいると思いますが。
息子に見せてみると「えぇ?何これ?触ってもいい?」←珍しい虫かなんかに対する反応。
娘に見せると「え?何これ、きもっ」←多分一般的に良くある反応。
病気になったら煎じて飲む?と聞いてみると「マジ無理」とのことでした。
要するに自分のへその緒に愛着ある人なんてあんまりいない、
母が病院で「これで赤ちゃんと繋がっていたんですよ」とのメッセージと共に渡されて、
まるで我が子のようにへその緒まで愛しちゃうのよね。
紛れもなく子供を産んだ証というか、
音楽を聴くとそのときの気持ちがよみがえってくるように、
あの乾いたタンパク質(へその緒)を見ていると出産当時の気持ちを思い出す。
2人ともここまで大きな病気もせずに大きくなってくれて、良かった良かった。
あんた達が処分に困らないように、母があの世に持っていくからよろしくね。
見たくない人もいるだろうから箱は閉じたままで。