こんにちは、ピスチコ(pis_chiko)です。
真夜中、電気が消える瞬間、私は起きていた。
地震の5分前に目が覚めて、電気をつけたので今でもはっきり覚えている。
停電→スマホの地震速報→地震発生
恐怖この上なし、震度4でもそれ以上に感じる。
帯広に息子と2人きり、ダンナさん出張中で無事。
娘、札幌に修学旅行中、無事確認できず。
メール配信と停電、パニック
地震発生午前3時08分、子供安全ネットワーク(メール)が配信されたのが午前3時59分、娘無事確認。
電気がつかない、1時間経過したというのに。
ここまで長い停電は久しぶり、母に電話が通じない、心配で息子も車に乗せて実家へ。
外に出てあまりの暗さに我にかえる、信号がついていない。
初めての経験、信号がない交差点を走る。
どの車も探りながらのろのろ運転。
大阪で台風21号を体験した妹からのラインで、コンビニから物が無くなるであろうことを知らされる。
情報は正しくても、入手したときすでに遅し。
コープ札幌でお弁当を売り出しているという情報で、なんとかお弁当とパンを購入。
テレビがつかない、ネットも不安定、電話が通じない。
こういうときはラジオなんだ、だからラジオは小型で懐中電灯がついていたり、電池で使う物が多いんだ。
知り合いがラジオを貸してくれる。
- ラジオ
- 懐中電灯
断水、失望感
マンションは電気で水を汲み上げているところが多い、我が家も例外なく。
「お母さんお水流れない、出てこない」息子がびっくりして走ってくる。
予想はしていたけど、ここにはいられない。
一軒家は断水せずになんとかなりそうだと聞き、母のところへ避難。
オール電化だけど簡易ガスコンロを常に常備している母、やっぱりガスの火は安心する。
これがないとカップラーメンも食べられない。
- カセットコンロ
- ガスボンベ
やっぱりお水がなくっちゃ
断水までにあまりに時間がなく、浴槽に水を貯める時間がなかった。
備えは必要ですね、こうなってみないとわからないこともある、いい経験をした。
実際その後のスーパーの状態を見ると、1週間買い物しないで過ごせる人は少なかったみたい。
カメラで撮影するのもためらわれる、品薄状態、長蛇の列、真っ暗な店内。
どうしてもブログネタに撮ろうと思えなかった。
今度電気が止まったら自宅にこもりスーパーには行かないと思う。
水がダメだから母のところにまた避難かな。
- お水
- ポリタンク(あればなおよし)
情報収集
いつもは予備のバッテリーをフルにしておくのに、この日に限って車に使い切ったまま忘れる。
携帯は100%にしたものの、配線がダメなのかPCからも充電できず、車にそもそもソケットがないのであっという間に10%以下に。
7日の朝、スマホ息絶える。
その後すぐにマンションに戻る道で、信号がところどころついているのに気がつく。
マンションの止まっていたエレベーターに灯りが戻った。
家で携帯の充電をすることができた、携帯の充電が出来るとラジオで流れていた施設に、行こうと思った矢先に救われる。
そしてすぐに水も出てくる、母のいる実家より6時間ほど早い通電。
そしてこのご時世ラジオももちろんだけど、SNSの情報やその存在に救われる。
実際SNSに書き込んで、心落ち着く自分がいたので。
- モバイルバッテリー(充電式予備)
- 充電器(充電できる施設で使える)
ブラックアウト
信号も街頭も消えた町は真っ暗で、夜空の綺麗なこと。
民家の少ない山の中へドライブすればいつでも見られる光景、星を見るのが好きな私はちょくちょく見に行く。
その時よりも綺麗で鮮明に星が肉眼で見える、天の河まで見える。
こんなに空に星があったのかと、でも私は怖くなって、やっぱり撮影できず空を見上げることもなかった。
いまだに電気が届かない場所で、家族が見つからない人達がいる。
どんな気持ちだろう。
娘は札幌で帯広よりも悲惨な状況だったらしい。
地震発生から一睡もできず、いろんな場所に避難させられて、ホテルに待機。
もう一泊かと心配する中、バス会社を変更して予定通り帰ってきた学校の判断に感謝。
我が家の停電は約30時間くらいで復旧したけれど、最初に停電が1週間続くと聞いたときの衝撃は凄かった。
この気持ちが薄れないように今は生活を改めて行きたい。
今回の台風や地震で、自然災害は避けられない、どこにでも起こる可能性があると思った。
そうして昨日、さっそく壊れた懐中電灯を買い換えて、明るくて今回救われたランタン、カセットコンロを買おうと出かけた。
いくら探しても見つからない、どこも品切れ、まぁそうだよね、無理もない。
どこに住んでいても油断してはいけない、用意しておこう。
早く通常の生活が戻り、すべての家に電気が灯りますように。