「東京で笑われた、私の帯広的特徴ワースト5をあげてみる」東京と帯広、こんなに違いました

こんにちは、ピスチコです。

今考えるとちょっと恥ずかしい昔話をしようと思います。

朗読するだけで笑いがとれるほどなまっていました

私が高校に入学して、初めて国語の教科書を読まされたときのことですが、なんかそこらじゅうからクスクス聞こえるんですよ。

明らかに私のイントネーションを笑っている、緊張で余計におかしくなっていたのは事実なんだけど。

心優しいクラスメートが「なんかピスチコちょっとなまってるよね」と教えてくれました。

私だけかも知れませんが、標準語だとばかり思っていた帯広での発音には若干のなまりがありました。

語尾ですね、「〇〇〇〇だべさ」は皆さん聞きなれないのか笑われました。

したっけね~」も使わない

ゴミは捨てるけど投げない

あずましくない」は通じない

なんか目がいずいの」・・・・通じない、友達ポカーンです

お米うるかす」・・・通じない

おっかない」・・・通じるけどみんなは言わない

めんこいね」・・・意味は通じたけど可愛いねでいいだろう

ぼっこ」と「こっこ」=棒とお子様

なんもなんも」・・・使ってるの私だけ

 

まず、イントネーションを調整せねばと、友達の口ぶりを必死で真似してみました。

北海道弁も極力使わないように、だって、私東京にいるんだし。

東京で女子高生するんだから、東京に染まりたい気持ちでいっぱい。

でも夏休みに帰省して新学期にはまた、すべてが元通りの私でした。

 

 

 

貧乏な家の子だと思われました

とある集まりで、友人宅ですき焼きをしたのですが「あれ、牛肉なの?うちは豚肉なんだよね」の私の一言で、皆さん凍り付きました。

この子、かわいそうな子

大人の人で笑ってる方もいました。

そもそも、あんまり牛肉食べる習慣がないんですよ、豚丼の町で生まれ育った私。

東京の人みたいに牛肉食べないのよ、貧乏だからじゃないの、土地柄。

スーパーのお肉売り場見に来てよ、何が1番たくさんあると思う?

たまには、食べるよ、焼き肉屋さんとか、カルビとかタン塩とかちゃんと食べるよ。

でも家庭の味は豚よりなの、豚肉、豚丼で育ってきたんだから。

牛丼に慣れるまで辛かった、今は吉野家もすき家もあるけど、その頃帯広にはなかったし。

私にとっては牛肉だって癖がある、なのに「豚肉って臭くない?」とか失礼じゃない?そんなの生姜ちょっと入れれば消えちゃうんだから。

牛肉1番・豚肉2番なんてランク、誰が決めたの?羊・ラム肉はどうしたらいいのよ?

ジンギスカンのチェーン店が東京で流行りだすのは、この少し先のこと。

 

 

 

そもそもあまり豚肉を食べないのが関西の人たち。

その日大阪の人がいて、いろいろ教えてくれた。

大阪のカレーには牛肉が入ってる、肉じゃがも牛肉で作るとか。

豚すきが通用するのは、北海道だけなのかな?

とりあえず、私はすき焼きはどっちでもいける。

 

 

当時16歳の私は、いろんなこと、全部飲み込んで帰ってきちゃった。

友達の親もいたし、小さくなってるしかなかった。

説明してみても良かったかなと、今は思う。

 

 

 

寒さに強く、ロマンチックも吹っ飛びました

東京の冬は暖かくて、私には厚いアウターは必要なく、インナーが暖かければニットだけで余裕でした。

氷点下25度で鍛えられた皮膚は、東京の冬なんて楽勝、もうぬるいくらい。

でも、東京の人達は震えながらダウンを着こみ、マフラーを巻いて電車に乗ってきます。

東京って体感温度の個人差がありすぎて掴めません、何が正解でしょう。

きっと乾布摩擦に類する、教育方針の何かだとは思いますが・・・

園児の制服が真冬でも半袖、半ズボン、足を青紫して電車に乗る子供たちに、衝撃を受けました。

上は重装備でも下は必ず半ズボン、どうやら冬用として長袖や長ズボンは用意されていないみたいです。

免疫力アップのため、ケガを発見しやすいように、といろいろな説がありますが、東京23区はそれだけ暖かい。

冬場のデートで、マフラーをかけてもらうとか、上着をぱさってやってもらうとかまず無理。

歩いているだけで暑くて脱ぎだす始末、ほぼ0度より寒くなりません。

 

 

 

まったく汗が出なくて夏でも涼しい顔でした

帯広で15年間暮らした身体は、汗をかくことに慣れていませんでした。

なので、初夏のムシムシした日、先生からいただいた無料券で、寮の先輩たちと豊島園に遊びに出かけたときのこと。

その日は日差しも強く、本当に暑くてみんな滝のように汗をかいている中、長袖にも関わらず一滴もでていない私。

「暑くないの?」みんなに驚かれる、私が汗をかきだしたのは帰る間際になってからでした。

でも量はごくわずか、その年の夏は本当に汗をかかなかった、身体が変わるまで時間がかかりました。

高校3年生の夏にはようやく私にも滝の汗がやってきました、すぐ汗が出るように変わってきたのがわかりました。

それから半端なく汗を流しました。

メークなんかぐちゃぐちゃですよ。

電車は涼しい、天国、あの異常に冷えてる感じ、忘れられません。

でも、その電車から外へ出ると、もわっと暖かいゼリーの中でも歩いているような、けだるい暑さ。

階段登って降りて、また登って、今考えると毎日がエクササイズ。

今、車でブーンですからね、汗?出ません出ません。

 

 

敵わない相手に戦いを挑みました

東京で暮らす以上、繁華街を走るネズミには慣れないといけません。

ヤモリもよくマンションの共用スペースの壁にくっついていましたけど、動きが激しくないし、私爬虫類そんなに嫌いじゃないです。

何より共存しがたいと感じたのは、ゴキブリです。

帯広にはいないですからね。

実物を見たこともありませんでした。

そしてゴキブリは高い声を出すと攻撃してきます、「キャー」とか禁句ですよ。

何にも知らない私は、思いっきり叫んで顔面に飛んできました。

触ると、思ったより硬くてヌルヌルしています(汗)

何度ゴキブリと戦ったことでしょう、特に江古田に住んでいた頃、隣が中華料理屋さんだったため、夏場は連日のご対面でした。

走ると速いし、飛ぶし、かなりの強敵、私は傘を武器に戦ってもかないません。

ちょっと飛べるレベルではなくて、あの素早さに加えて的確に飛んできます。

バルサンを使ってみても気絶するだけで、そのうち生き返りますので注意が必要。

 

 

東京、大好きな場所

東京は好きな街です、恥ずかしい思いもたくさんしましたが、楽しい思い出がいっぱいです。

私の青春は、ほとんど東京に置いてきた感じ。

いつ思い出しても新鮮で、昨日のことのようです。

行けもしないのに、いまだに渋谷の情報をチェックしたり。

行ったことのあるお店を見つけては、喜んでいます。

この記事を書きながら、またあの頃の記憶が甦ってきました。

しばし、空想に浸りたいと思います。