こんにちは、ピスチコ(pis_chiko)です。
先日中学校で神の挙手、重苦しい空気を断つべく役員を引き受けてきました。
参観日+PTA総会+学年懇談会+クラス懇談会、お昼に始まり約3時間、それが意外にもとても楽しかったのです。
ガスバーナーに火をつけろ
目次
参観日、娘のクラスは理科でした。
ガスバーナー!
理科室でしか見たことがない、今までの人生で研究などしたことがない私は、これを見た瞬間軽くタイムスリップ。
思えば中学時代の記憶はセピアカラーですごく曖昧、それは私がとても特殊な中学時代を送ったせいです。
点火・記憶のガスバーナー
友達に嫌われる要素をありありと持っていた中学時代。
「ヴァイオリンのコンクールでちょっと賞もらったからって新聞に載ったり、学校休んで東京行ったり、挙句の果てに東京の高校受験するヤツ」という付箋を貼られてた。
「お前が東京の音大付属だと?たいしたことないくせに。」態度を見てれば、心の声は丸聞こえ。
人と違う事は悪目立ち、その当時は嫌われる要素でしかなく、
クラスで浮きまくり、いじめを通り越して無視。
先生も見て見ぬふり、「どうせこいつ東京の高校行くんだし、別にいっか」。
東京にちょっと興味はあったけど練習は嫌い。
先生が変わるたび弓の持ち方が変わったり、あごに跡が付くのも嫌い。
弾いて生きていこうと決められないままの受験だった。
中学1年生2019
記憶のガスバーナーはもう消して、娘のクラスを覗いてみますね。
グループ4名、男女2名ずつで一つのガスバーナーを順番につけていきます。
どのグループも男子が1番にガスバーナーに火をつけていました、レディファーストは中学1年生には似合いません。
すべてのグループが和気あいあい、すごく楽しそうで見ていて飽きない。
「バーナーの火で前髪焼かないように!」先生の注意の台詞にみんな笑っていたけど、手順を守らないと本当に危険そう。
子供たちが生き生きしている、入学して1週間だから?
このクラスの雰囲気がいいの?
後で他のクラスのママに聞いたら「うちもすごく楽しそうだったし緊張感もあったよ」
「もしかしたら、学校は楽しいところなのかもしれない」
昭和の中学生と令和の中学生
のちのち細胞検査をしたら全く別の生き物でしたというくらい違うんじゃない?
これが令和の中学生の真の姿なら、昭和は暗すぎる。
令和の中学生、シンナーは似合わないし、外見ヤンキー(昭和の不良スタイル)もかなり少ない。
しかし別の問題が出てきた。
インターネット、特にSNSによるトラブル。
子供に安易に端末を持たせる危険性、LINEグループによるトラブル。
LINEグループを校則で禁止している学校もある、とても深刻そう。
今はチェーンメール*はLINEで届く。
それも内容がなんだかエグい、「止めたらきっと大変なことになる、次の人に回さないと」子供は真剣に拡散する。
チェーンメール*
昔のチェーンレターのデジタル版
「このメールを〇人に送らないと不幸になる」
っていうアレです。
〇の中は11~35だそう。
身だしなみのルール
- 女子のスカートは膝が隠れる長さです。
- 長い髪は結んでください。ゴムやヘアピンは黒・紺・茶(目だない色)とします。
大人になった今は当たり前に感じるのに、当時はなんだかすごく嫌な感じがした。
あの頃はうんとロング(ロンタイって知ってる?)かミニが流行って、そんなにうるさくも言われなかったのよね。
生活の乱れは服装の乱れからとはよく聞く話、そして今回の懇談会では、
「時間やルールを守る」
「言葉遣いなどの礼儀」
「素直さ」
等について大切にしたいと語られる。
全校参観日と言う名の罰ゲーム
全校一斉参観日に、その年のPTAの役員決めがあるんです。
この日は参観だけ参加して、懇談は帰る方が多分利口。
なぜなら、担任の先生はこの日教室にいる親たちで和気あいあいと役員がスムーズに全部決まる事を望んでいるから。
「誰かいませんか?」
「しーーーーん」
誰か名乗り出ないと一向に決まらない。
完全ボランティア、いくら子供の為とはいえ時間を割いて集まったり仕事をこなさなければいけない。
「あのね、みんなできればやりたくないんだ。」
うちのクラスは結局役員が2名決まらないまま終わる。
あるお母さんが「先生どうしても今ここにいる人たちで決めなくてはいけないんですか?」と言った一言でようやく懇談会が終わる方向へ。
半分くらいしか参加していない懇談会、無理があるでしょ?参加している人たちでそれでも8割決まったじゃない。
この日決まらなかった役員は、担任が参加しなかった親に電話して打診する。
担任の立場だと、どうにかして決めてしまいたいのはわかるんだけどね。
若い先生ほどやり方が乱暴すぎる。
懇談会資料より抜粋
子は親の鏡
インディアンの子育て四訓
- 乳児はしっかり肌を離すな
- 幼児は肌を離せ、手を離すな
- 少年は手を離せ、目を離すな
- 青年は目を離せ、心を離すな
令和の子育てを考える
上野千鶴子さんの、東京大学の祝辞が話題になっていますね。
頑張れば報われると思える環境がもう幸せなんだと、最後の「ようこそ、東京大学へ」の言葉には深い意味を感じました。
子どもの人生をより良いものにと思う一方で、親の偏見が子供に与える悪影響。
やっぱり「男女平等」なんて無理なんじゃね?と言う声も聞こえてきそうな内容。
こういう内容が祝辞で女性によって述べられることに、時代の変化をありありと感じ、
なぜこの祝辞が人の心に響いたか、ここまで話題になったのかを考えました。
SNSでは男性からの批判が多く、
「東大男子をd i sりすぎ、典型的なフェミニストだ」
「共感できるけど祝辞の内容ではない」
等々…
時代は表向きかなり進化しているのに、根強く残る男女不平等を感じる。
娘がこの祝辞を聞いて「もう勉強するのやめるかな?」と言い出すんじゃないかと心配したくらい。
きっと時間とともに、この違和感はまた、社会から忘れ去られてしまうんだろうけど。
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けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもはみじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉(ほ)めてあげれば、子どもは明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもはやさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもはこの世はいいところだと思えるようになる
引用:PHP文庫「子供が育つ魔法の言葉」より
ドロシー・ロー・ノルト / レイチャル・ハリス / 石井千春 訳