こんにちは、ピスチコ(pis_chiko)です。
先日バスで撮影に同行させていただき、やっと納品が済んで一息ついたところ。
この旅に参加しなければ行くことはなかった場所へ、旅慣れた方がチョイスしたコースはかなりエキゾチック。
今回知床が通過地点でしかなくて。
「知床五湖?いいよ止まらなくて、駐車場高いし。」
メンバーの中に行ったことがない人がいない、残念ながら私も経験者で、延々と行くアレ(めちゃくちゃ歩く)をまたやりたいとは思わない。
「オシンコシン?いいよ行っちゃって。」なんなら滝も通過。
前日見た「この世の果て」に比べたら何見ても驚かない自信があったけど、最後の目的地で北海道はまだまだ知らないところがあるし、あまりにも広い広すぎると思った次第で。
あらためて北海道にときめくしかなかった。
知床に初めてくる方は知床峠から知床五胡とオシンコシンの滝はとりあえず寄ってみて。
なんならあの天に続く道も近いので、4か所ぜひ行ってみて。
今回立ち寄った別海町は、人より牛の方が多いから牛にも住民票がある、どう見ても人間よりシカが多くてシカたない(寒い)という野付半島、車道に出てくるシカの群れ、そこらじゅうシカだらけのあの場所は「この世の果て」と呼ばれている。
今回の旅マップ
目次
帯広から幕別を経由して恋問をめざす、別海町の牛の住民票の話はもちろん冗談。
この旅のコースを決めた方は、北海道の道の駅全制覇を2回も達成している。
ちなみに今現在北海道に道の駅は127駅。
6番尾岱沼読めますか?北海道の地名は本当に難しい。
8と9はすごく近いのでマップピンが同じ場所にあります。
- 道の駅 白糠恋問(しらぬかこいとい)
- 道の駅 厚岸コンキリエ(あっけし)
- あやめケ原 原生花園
- 琵琶瀬展望台
- 霧多布岬(きりたっぷ)
- 尾岱沼(おだいとう)
- 野付半島(のつけはんとう)
- 羅臼まるみの宿
- 羅臼国後展望塔
- 知床横断道路/知床峠(しれとことうげ)
- 道の駅 うとろシリエトク
- 道の駅 パパスランドさっつる
- 多和平展望台(たわだいら)
1日目の旅工程
1.道の駅白糠恋問
恋問での休憩で、キラキラする海を眺めながら最初のシャッターを切った。
今回は人を撮るのがメインで私も人を撮るのが何より好きだけど、おまけにしておくのはちょっと無理なくらい綺麗で、風景もかなり撮ってきた。
道東をずっと海沿いに行くとどんどん水の色が青くなって、霧多布岬の美しさを目に焼け付けて…そうだな、心残りはラッコに会えなかったこと。
2.道の駅厚岸コンキリエ
初めて訪れた厚岸町、とても素敵なところ。
十勝にいると灰色の大津の海を眺めるしかなくて、しかもいつ行っても波が高くて荒れている、広尾方面の海も青ではなくグレーより。
この旅で見た海は穏やかでとにかく美しいところばかりだった。
3.あやめケ原 原生花園
「あやめケ原もうちょっと時期遅いよ…」咲き終わったあやめ達がゆらゆらなんてもんじゃなくて、強風に吹っ飛ばされそうになってふんばってる。
あやめは6月下旬から8月くらいまでが見ごろ。
咲き終わったあやめケ原も良かったけど、ここ一面紫色に染まるとなるとやっぱりそれも見てみたい。
4.琵琶瀬展望台
海沿いをどんどん走っていくとこちらの展望台、すごく風が強くて。
バスの中で打ち合わせしたのでほとんど降りる暇がなく。
なんでも予定通りにはいかないってことで。
5.霧多布岬
もうラッコは目の前、みんなラッコに会えるのを楽しみに降り立ったけれどタイミング合わず。
だんだん海の波までラッコに見えてきて、ドローン飛ばしたくなる気持ちは痛いほどわかる。
友達がご夫婦で営む宿房樺のんはこの素敵な立地に建っていて「ルパン三世」の原作者モンキーパンチ氏の生まれ故郷、浜中町にある。
タイムテーブルの関係で今回通り過ぎてしまったけれど、ここに泊まればラッコのことをいろいろ教えてくれるはず。
写真でも素晴らしいけど、実際見たらとにかくあたり一面青くて本当にきれい。
ラッコももちろんだけど、カヌーに乗せてくれたり、見どころ満載のガイドもしてくれる。
あやめケ原の時期外れを教えてくれたのもそうだけど、実際住んでる人の生の声は言葉一つとっても伝わる感度が全然違う、毎日やってるけどネットで調べるって邪道よね。
霧多布岬のラッコのおなかの上に花咲蟹!!
たくさんの「いいね❤」ありがとうございます!
動画でもご紹介します!
早朝ガイドでの風景です!
それにしても、ひっくり返して蟹が動けないようにして、他の物を食べているのは賢い!
#ラッコ #花咲蟹 #霧多布岬 #霧多布周辺ガイド pic.twitter.com/NfgaSvolY8
— 宿房 樺のん(霧多布) (@2002cabanon) November 5, 2024
6.尾岱沼
北方領土がすぐそこに。
北海道と言えば「返せ!北方領土」
望みは薄い、ジャパンはロシアとはうまくいっていない。
激しく逆光でちょっとお顔がはっきりしないけど、めっちゃ怒ってる。
こうやって叫びをぶつけてきたんだなと、気持ちを込めてコラ画像にしてみました。
こんなきれいな領土を奪われたら、そりゃ叫びたくもなるわ。
7.野付半島
野付半島は近い将来なくなってしまうのではと言われている場所。
温暖化による地形変化などが影響しているようで、ここ数年激しく見た目を変えている。
冬場は水面を歩いて、車では入っていけないもっと奥まで行けるんだとか。
ここも見ごろは夏。
ちょっと外してるけどいつ来てもすごいと思う、四角い太陽の撮影は2月が1番成功率高いらしいけどかなり寒そう、今回撮った太陽も見たことのない形になってる。
ここは絶景すぎて寂しいような悲しいような気分になって「この世の果て」を体験できた。
なにがすごいってここまでの道のり。
野生動物の群れに何とも言えない空の色、吹いてくる風。
不思議な名前の地名、トドワラにナラワラ、野付半島ネイチャーセンターでこの旅で最初で最後のソフトクリームを食べた。
8.羅臼まるみの宿
修学旅行以来かな、布団セルフサービスのホテル。
楽しみにしていた温泉、お湯がまろやかでやっぱり最高。
膝のケガもよくなったのでゆっくり入って、温泉満喫。
夜はカニだった、毛ガニとかタラバではないけど一匹まんま出てきた。
宴会の席で行儀良くしていたのでカニの写真がピンボケの1枚のみしかなく。
翌朝ホテルの屋上から羅臼の町を撮ったけど、とりあえず天気大丈夫か?
2日目の旅工程
9.羅臼国後展望塔
お天気が本当に悪い。
風景が目的の旅行はこうなるともう最悪。
晴れていたならここからも北方領土が見えるはず。
北方領土イメージキャラクターの「エリカちゃん」Xアカウント持ってるしYouTubeもやってる。
ペンギンかと思ったら海鳥「エトピリカ」をモチーフにしているんだって。
ブログ書くといろんなこと調べて本当に勉強になる、私が。
10.知床峠(知床横断道路)
足元には雪、あたり一面霧、何も見えない。
天気が良ければ北方領土「国後島」が見えるはずだったのに。
ところが知床方面が晴れてきた、そっちに走っていくから大丈夫じゃない?
11.道の駅うとろシリエトク
知床峠からうとろ方面へ、天に続く道を通り越すころには晴れてきた。
うとろの道の駅に着くころには日差しがかなり強くて暑いくらい。
ここら辺は寒いところでしょ?ニットにダウンで間違いないはずなのに。
暑いよ、半袖でいいと思う。
今年は夏を引きずり秋がなかなか来ない感じで、さすがに10月末近いというのに地球もどうかしちゃったかな。
この旅行は10月の21日~22日の日程でした。
ポケふたみーっけ。
ポケモンマンホールは帯広にもあって、帯広駅の北口、北洋銀行の横の帯広駅前広場へ行く途中にあるので探してみてね。
12.道の駅パパスランドさっつる
ここでお昼ご飯を食べたんだけど、実はここは中華が、あんかけ焼きそばがめちゃくちゃ美味しいらしい。
残念ながらこの日は中華はお休みで、山菜おろしそばを食べてきた。
もし行くことがあったら、ぜひここであんかけ焼きそばを食べてみて。
ここではかぼちゃを買った、野菜も安く売っていて本州から来たご家族がどうやって持って帰ろうかと玉ねぎや大根の格安大量袋の前で本気で悩んでた。
知床ボーロはうとろで買ったけど、芽室の愛菜屋のところにあるAコープにも売ってる。
たまごボーロのでっかいやつで、商品名書いてあるシールの裏はおみくじになってる。
13.多和平展望台
360度パノラマ絶景を体感すべく動画を撮ったのに、見ているとすごく気持ち悪い。
カメラ動かすのが早すぎて目が回る、動画って難しい。
せっかく撮影したけど車酔いみたいな吐き気がしたので、自主規制でボツにする。
ここでスコーンとパンを買った、スコーンはよくある感じだったけどパンがめちゃくちゃ美味しくてもう1個買って来ればよかったと後悔、さすがにそんなに簡単に買いに行けない。
ここに行くことがあったら、絶対買った方がいい。
水を一滴も使わずに牛乳だけで練ってますと会計の時に教えてくれた。
旅のまとめ
帯広から釧路方面へ海沿いを走っていくコースはめっちゃくちゃきれいでおすすめです。
だいたい絶景が観れる場所は熊出没注意の看板があるけれど、もう見慣れちゃって危機感はない。
なんなら帯広の街中に近い小学校にも熊が出たことあるし、野生動物とはうまく共存していかないと。
間違ってもエサはあげないで、この共存って意外と難しいから、距離は保たないと。
野良犬はあまり見なくなったけど、きつねが突然ふらふら歩いていたりすると病気があるから怖いなと思う。
犬を飼ってる友達が、散歩しているときつねが寄ってきて思わず逃げたと言っていた。
野付半島でもクラクション鳴らしながらシカに注意喚起して進んでいったけど、車しか移動手段がない私たちはどうしても野生の動物とぶつかってしまうこともある。
あらためていろいろと考えさせられた。
野生の動物を撮りたい人は望遠レンズを買おう。
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